ミャンマーで総選挙取材、山路徹さん拘束される

 11月7日(日)読売新聞
在ヤンゴン日本大使館によると、ミャンマー東部カイン(旧カレン)州ミヤワディで7日、APF通信社(東京都港区)の山路徹(本名・松本徹)代表(49)が、不法入国の疑いで現地警察当局に身柄を拘束された。
 
大使館によると、山路さんは7日午前、ミャンマーで20年ぶりに行われた総選挙取材のため、タイ北部国境から入国したところを拘束され、当局に事情を聞かれている。拘束当時、ビデオカメラや携帯電話、APF通信社の記者証を所持していたという。大使館では面会を認めるよう要請している。
 APF通信社は、2007年にヤンゴンで行われた反政府デモを取材中、射殺された映像ジャーナリスト長井健司さん(当時50歳)が契約していた会社。山路さんはヤンゴンで長井さんの遺体を引き取った後、所在不明となっている長井さん使用のビデオカメラの返還をミャンマー軍政に求めていた。
 軍政は総選挙で外国人記者の入国を厳しく制限しており、山路さんは簡易投稿サイト「ツイッター」に「外国メディアや選挙監視団の入国を一切拒否した、言わば軍政の茶番です。入るな!と言われれば、逆にどんな手段を使ってでも入り、取材し伝えるのが私たちの仕事。見ていて下さい、長井さん!」と書き込んでいた。ミヤワディへは、タイ北部国境のメソトから外国人観光客も含めて行き来が可能だったが、7月以降、ミャンマー側が国境を閉鎖していた。

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